Vinnaithaandi Varuvaaya

制作年 2010年
言語 タミル語
監督 Gautham Menon
制作 Madan / Ganesh & Kumar / JayaRaman
作詞 Thamarai / Kalyani Menon / Kaithapram
主演 Silambarasan / Trisha Krishnan / Uma Padmanaban
備考 2010年1月12日オーディオリリース

オスカー受賞等もあり、アルバム生産数の少なかった2009年から明けて、
最初のリリースはゴウタム・メノン監督のタミル映画「Vinnaithaandi Varuvaayaa」。
90年代~2000年代のヒット映画のポスターをパロディにした
宣伝はオーディオリリース前から話題になっている。
公式サイト http://vtvthefilm.com

Tracklist│曲目

1. Omana Penne
singers : Benny Dayal, Kalyani Menon
Malayalam Lyrics : Kalyani Menon

2. Anbil Avan
SINGERs : Devan Ekambaram, Chinmayi
3. Vinnaithaandi Varuvaayaa
SINGERS : Karthik
Additional vox : Vivek Agarwal

4. Hosanna
SINGERS : Vijay Prakash, Suzanne, Blaaze
English Rap Lyrics : Blaaze

5. Kannukkul Kannai
SINGERS : Naresh Iyer
6. Mannipaaya
SINGERS : A.R.Rahman, Shreya Ghoshal
7. Aaoromale
SINGERS : Alphonse
Malayalam Lyrics : Kaithapram

全体的にさわやかなタミル・エレクトロニカ・ポップス。
スラムドック旋風を超えて、帰るところに帰ってきてくれたラフマーン。
「Kadhal Virus」や「Sillunnu Oru Kadhal」など
“映画はイマイチでも音楽はいい”ラフマーンのタミル曲を
つぶさに追ってきたファンには嬉しい仕上がりだ。
■ 「Omana Penne」は牧歌的なスローテンポの曲。時折ボコーダーを使って、ちょっとスペイシー、後半のカルナーティックなサックスが素敵。激しいビートだけがタミルポップスの魅力じゃないのですよ。■ いきなりチープなイントロからはじまる「Anbil Avan」は確信犯。全体を包むバブル感。突然入るウェディングマーチにびびってはいけない。耳を澄まして下さい。後半で刻みだすリズムパートは打ち込みの冷たい音ではなく、ムリダンガムだから。■ 表題曲。英訳によれば「
空を渡って来る?」という意味らしい。アコースティックギターとハープの気持ちいい音に導かれて、空と雲の間をふわふわ。夢見がちな一曲。■ オーディオリリース前から、CMやYoutubeで話題になっていたのがこの曲「Hosanna」。スローテンポのバラードに見せかけて、軽快に歌い出す男性ボーカル。ラッパー・ブラーゼも登場する、これ、実はタミルHip-Hopなのです。春の訪れを予感させるような良い曲。■ 「Kannukkul Kannai」キャッチーなバイオリンが気持ちいいトランシーな曲。このアルバムの曲はどれも浮遊感が高い気がする。この行き場のない浮遊感はバブルのインドを体現しているのだと思う。■ 「Mannipaaya」女性ボーカルがピアノとともに切々と歌うバラード。ラフマーンのやさしいボーカルが光る。■ 「Aaoromale」毎回ラフマーンには驚かされているが、ひさびさにエエッ!とのけぞった。だってブルースですよ、こりゃ。ぼくは不思議と中央アジアのロックを思い浮かべました。タミル語とブルースが結ばれるとこんなにも新しい世界が開けるのかー。ロック映画が流行りつつあるインドだけど、インドのロックやブルースは案外こういう音から花開くのかもしれない。■ オスカー取ってもかわらず南インドサイドでは、チャレンジングなラフマーン。それでなくっちゃ!!